NECディスプレイソリューションズ(東京都港区)が提案しているデジタルサイネージ(電子看板)「AdWindow Select SX」は、宿泊施設のロビーや宴会場などに設置された大型液晶ディスプレイにさまざまな情報が表示できる宴席案内、館内インフォメーションシステムだ。
手書きにこだわっていた宿泊施設も最近は、「筆耕担当の高齢化もありデジタルサイネージに違和感がなくなっている」と同社。複数のパソコンからリアルタイムに情報更新ができるほか、一度の入力で複数の掲示板の掲示内容を同時に変更できることが受け、最近は旅館・ホテルからの問い合わせが増えている。宿泊施設への導入実績は約50軒という。
「宴席」と「行灯」の表示を制御する専用テンプレートを搭載。これにより、宴席と行灯の案内は連携して表示できる。利用時間が過ぎた登録情報は自動で削除するので更新の手間を省く。「祝」「寿」といった飾り文字もあらかじめテンプレート化されているため簡単に表示できる。イベント案内が少ない場合は、館内案内などを画面の下部に自動的に表示させる機能もある。
また、英語、韓国語、中国語をメインに多言語化にも対応しているほか、宿泊施設の基幹システム(PMS)とのデータ連携を可能としているので、PMSに登録された情報は自動で取り込まれ、手打ちする必要がない。
同社では宿泊施設に向けて、最近発売された細長で縦置きの設置が可能な42型バータイプ・ディスプレイ「LCD―BT421」と組み合わせた提案を強化している。
この件についての問い合わせ先は、NECディスプレイソリューションズ国内販売本部TEL03(5446)5210。
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