西のゴールデンルート」推進で新団体 欧米豪から観光客を誘致


会長に就任した高島・福岡市長

 西日本が一丸となって、欧米豪からの観光客を呼び込もうという「西のゴールデンルートアライアンス」の設立総会が17日、福岡市のザ・リッツカールトン福岡で開かれ、福岡市の高島宗一郎市長が会長に就任した。中国地方や九州など西日本の魅力を世界に発信、広域的な誘客を目指す。

 西のゴールデンルートは、欧米豪の旅行者や高付加価値旅行者をターゲットとし、西日本への誘客を図ることを目的に、昨年9月、高島氏の呼び掛けに応じて2県10市の首長が福岡に集結、宣言された。

 今回は40の自治体、広域DMO、100以上の民間事業者なども加わり、官民連携の新たな組織として設立。

 高島氏は「欧米豪のインバウンドは東京・大阪間のゴールデンルートで79.4%なのに対し、大阪よりも西のエリアでは5.8%しか来ていない、いびつな構成だ。アライアンスを通じて各地の魅力をブラッシュアップし、世界に向けPRを強化する」と抱負を述べた。

 今後は7月22日に福岡市で誘客などに関する勉強会を開く。天空の森オーナーの田島健夫氏やベラビスタスパ&マリーナ尾道総支配人の小林敦氏が登壇する予定。

 東京や京都、大阪、富士山などの、東海道新幹線沿線のいわゆる「ゴールデンルート」はあまりに有名だが、山陽・九州新幹線の沿線を「西のゴールデンルート」として打ち出し、観光ルートとしての認知度向上を図る。周遊型観光商品の開発やウェブメディアなどを活用した海外向けプロモーションなどに取り組む方針だ。

西のゴールデンルートアライアンスの構成メンバー

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