西武グループ、839名の新入社員を迎え「ベルーナドーム」で入社式


西武ホールディングス代表取締役社長 兼 COO西山隆一郎氏による訓示の様子

特急ラビュー「新入社員号」で球場へ、始球式など独自の演出も

西武ホールディングスは4月1日、埼玉西武ライオンズの本拠地「ベルーナドーム」で2025年度の西武グループ入社式を開催した。グループ21社から839名の新入社員を迎え、特急列車での来場や始球式など、グループの事業特性を生かした独自の演出で新たな船出を祝った。

入社式では、西武ホールディングスの西山隆一郎社長が訓示を行い、「でかける人を、ほほえむ人へ。」というグループビジョンを新入社員の目指すゴールとして示した。西山社長は「西武グループは次なる成長ステージに向けた改革の真っただ中にある。若い皆さんの発想、行動力、バイタリティが必要であり、頼りにしている」と述べ、新入社員への期待を表明した。

式典の目玉として、新入社員代表と西山社長による始球式が行われた。また、埼玉西武ライオンズの西口文也監督やドラフト1位の齋藤大翔選手らからの応援メッセージ動画が上映されたほか、球団マスコットのレオ・ライナとパフォーマンスチーム「bluelegends」によるショーも披露された。

西武ホールディングス代表取締役社長 兼 COO西山隆一郎氏による訓示の様子

一部の新入社員は西武鉄道の特急ラビュー「新入社員号」(貸切列車)に乗車して西武球場前駅へ向かった。これは、西武グループの強みである幅広いアセットを活用した取り組みの一環であり、新入社員のエンゲージメント向上を図る狙いがある。

西武グループは「はたらく人を、ほほえむ人へ。」を人財戦略スローガンとして掲げ、人的資本経営に注力している。2024年5月に公表した「西武グループ長期戦略2035」では、「不動産事業を核とした成長戦略」を打ち出しており、2025年は次なる”挑戦”が本格的に動き出す重要な年と位置付けている。

人財育成の面では、2024年度からオンライン動画学習サービス「Udemy Business」を導入し、2025年度にはグループ共通の学びのプラットフォーム「SEIBU ACADEMY」を拡充する予定だ。また、従業員の株式保有を促進するため、「株式給付信託(J-ESOP)」の導入や従業員持株会における奨励金付与率の引き上げなども実施している。

さらに、従業員のキャリア実現を支援するため、公募・FA制度や社内インターンシップなどの新たな施策も導入している。これらの取り組みにより、従業員の自律的な成長とスキル向上を促進し、組織全体の活性化を図る狙いがある。

1999年のドーム化工事完了後、西武グループがライオンズ本拠地球場で入社式を開催するのは初めて。

 
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