西武・プリンスホテルズワールドワイド(東京都豊島区、金田佳季社長)は10月23日、「第34回プリンスホテル料理コンクール」をグランドプリンスホテル高輪(東京都港区)で開催した。同社が運営するホテル、スキー場、ゴルフ場で調理経験3年以上、かつ年齢40歳未満の203人が参加。5部門で予選、準決勝を勝ち抜いた40人(各部門8人ずつ)が決勝大会で腕を競い合った。
今年から人財育成をテーマとした審査方法を採用。メニュー考案の要素に加え、決められた食材を調理する工程を各部門で料理長が審査する実技試験も実施した。若手調理スタッフの調理技術、創造性、モチベーション向上を目指した料理コンクールとなった。
部門別のテーマ食材は、西洋料理部門が「信州サーモンと国産帆立貝 温製料理皿盛り」、日本料理部門が「真鯛(だい)と国産帆立貝」、中国料理部門が「真鯛と国産帆立貝・中国野菜を使った料理2種」(温菜・冷菜どちらでも可)」、製菓部門が「ヴィーガン、グルテンフリー対応15センチメートルお祝いデコレーションケーキ」、製パン部門が「プラントベースでフルーツを使用したふすま粉のヴィエノワズリー」。
金田社長は講評で「料理は芸術とも言われるが、本日は、皆さんの高い実力、料理に対する熱い情熱を感じることができた。ここにいる40人はプリンスの料理人の代表であり、皆さんの料理はプリンスブランドの代表でもある。これからもぜひ、プロフェッショナルとしての料理人の誇りを持って、お客さまに感動を与える料理を提供してください」と述べ、コンクール参加者たちをねぎらった。
審査会の様子
各部門の優勝者、準優勝者、第3位の名前と所属は次の通り(敬称略)。
【西洋料理部門】
(優勝)井出口桃=グランドプリンスホテル高輪、(準優勝)古川亜乃=びわ湖大津プリンスホテル、(第3位)榮菜穗=グランドプリンスホテル高輪
【日本料理部門】
(優勝)高田慎一郎=ザ・プリンスパークタワー東京、(準優勝)安田友恵=グランドプリンスホテル広島、(第3位)中村わかば=グランドプリンスホテル高輪
【中国料理部門】
(優勝)井上武士=ザ・プリンスパークタワー東京、(準優勝)松戸雅志=川越プリンスホテル、(第3位)遠藤俊介=ザ・プリンスパークタワー東京
【製菓部門】
(優勝)吉野香菜=ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町、(準優勝)八重垣明香=グランドプリンスホテル広島、(第3位)那須健哉=品川プリンスホテル
【製パン部門】
(優勝)鈴木直紀=品川プリンスホテル、(準優勝)岩崎花音=びわ湖大津プリンスホテル、(第3位)長谷川寧音=品川プリンスホテル
大会の参加者