西武ホールディングス、外国人旅行客向けのアドベンチャーツーリズムツアーの企画・実施会社 奥ジャパンを子会社化


 西武ホールディングスは1月16日、外国人旅行客向けのアドベンチャーツーリズムツアーの企画・実施会社 奥ジャパンを子会社化したと発表した。

西武ホールディングスは、エンデバー・ユナイテッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:三村 智彦)が管理・運営するエンデバー・ユナイテッド 2 号投資事業有限責任組合より、同組合が保有する奥ジャパン株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:野田泰介 以下「奥ジャパン」)の全株式を取得し、子会社化いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

 

1.株式取得の目的

今般の株式取得は、増加するインバウンドの獲得強化を目指し、当社グループがこれまで進めてきたホテル・レジャー事業(宿泊・ゴルフ・スキー等)や都市交通・沿線事業(西武鉄道沿線等)における体験価値の提供と、奥ジャパンにおけるソフトコンテンツの創出(ツアー造成による体験価値の創出)ノウハウのシナジーを企図したものです。

奥ジャパンは、中山道や熊野古道をはじめとした、外国人旅行客向けのアドベンチャーツーリズム※ツアーの企画・実施をおこなっており、日本人にとっての「日常」を、外国人にとっての「非日常」として捉え、その地域ならではの文化を体験できるツアーを造成・販売しております。また、ボランティア活動や地域のイベントへの参加等、中長期的な地域貢献もおこなうことで地域との関係性を深耕させ、そこで構築された地域との“ふれあい”によってツアーの価値をさらに高めています。

「地域との“ふれあい”を日本の魅力として伝えたい」という奥ジャパンの想いは、地域・社会への発展に貢献することを目指す当社グループの「グループ理念」と同様であり、今般の株式取得によって、奥ジャパンとのシナジーを企図するとともに、「西武グループ長期戦略 2035」で設定したマテリアリティの一つ「五感を揺さぶる体験創造」に一層磨きをかけることで、社会的価値・株主価値の極大化を目指してまいります。

2.奥ジャパンの概要

商号 奥ジャパン株式会社

本社所在地 京都府京都市下京区寺町通五条上ル西橋詰町 762 番地 京栄中央ビル5F

設立年月日 2015 年 1 月 28 日

代表者 代表取締役社長 野田 泰介

事業内容 外国人、日本人旅行客向け国内ツアーの企画・実施

資本金 3,800 万円

WEB サイト https://www.okujapan.com/ ※英語サイトですので必要に応じて、翻訳ツールをご活用ください奥ジャパンは、アドベンチャーツーリズム※の中でもウォーキングやハイキングを中心としたソフトアドベンチャーツアーを得意とする、多地域展開型ツアーオペレーターです。中山道や熊野古道をはじめ、東北や九州など複数エリアでツアーを展開しております。中山道及び熊野古道には支店を有しており、海外経験豊富な日本人メンバーが現地に居住し、地域との関係を直接築きつつツアー顧客もサポートしております。

奥ジャパンの「経営理念」は、日本の各地域の景観と文化といった、日本に眠っている貴重な「宝=奥地」にインバウンドツーリズムを通じてスポットライトをあて、経済の循環を生むことです。こうした宝が次世代に継承されていき、地域社会との共生およびサステナビリティ(地域社会の発展)の提供をすることが奥ジャパンの社会的意義(存在意義)です。

※アドベンチャーツーリズムとは「アクティビティ体験、自然体験、文化体験の3つの要素のうち、2つ以上の要素で構成される旅行」のこと(Adventure Travel Trade Association による定義)。

3.株式取得に関する事項

(1) 取得時期 2024 年 12 月

(2) 取得方法 エンデバー・ユナイテッド 2 号投資事業有限責任組合より 100%取得

4.今後の見通し

本株式取得による 2024 年 12 月 12 日公表の 2025 年 3 月期通期連結業績予想に与える影響は軽微です。

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 1位草津、2位道後、3位下呂

2024年度「5つ星の宿」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第38回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2024年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月13日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒