兵庫県姫路市は今年12月に姫路城が世界遺産登録30周年を迎えることを記念して、光と水と音楽が響き合うライトアップイベント「姫路城 Castle History 30th 鏡花水月」を今月22日から開催する。
イベントのテーマは「光でつなぐ Castle History 30th」。会場の姫路城三の丸広場では、かつて存在していたとされる向屋敷庭園の美しい水辺を連想させる巨大な水鏡を設置。照明タワーには江戸時代の風景をイメージしたデザインを施し、昨年の8カ所から倍の16カ所からレーザーサーチライトを照射、光のベールが夜空を彩るなど、パワーアップした演出が見どころ。6万球のライトで照らすイルミネーション、イベントのタイトルが映し出されるバルーンあんどんなどの演出も楽しめる。
使用する電力は再生可能エネルギーや蓄電池システムを活用するなど環境にも配慮し、イベントのにぎわいと二酸化炭素の排出を抑えるゼロカーボンキャッスルへの取り組みを来場者にアピールする。
料金は一般500円。大手前通り、姫路駅北にぎわい交流広場(芝生広場)のイルミネーションも同日から開催し、イベントを盛り上げる。
同市は今後も姫路城内の西小天守の特別公開や企画展など、姫路城の文化振興、地域活性化につながる記念事業を実施予定。
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