多言語AIチャットボット「talkappi(トーカッピ)」などを旅館・ホテルに提供しているアクティバリューズのソリューション担当、妹尾圭祐氏に製品特徴や今後の方針を聞いた。
――システムの特徴は。
妹尾 顧客対応の効率化・一元管理を行うシステムを提供しており、メインのサービスはチャットボットだ。宿泊施設のHPへ掲載し、ユーザーの質問に対しAIがチャットで自動返信を行う。HP以外にもLINEやFacebookなどのSNSとも連携が可能。併せて、チャットボットに登録しているFAQデータからHPのよくある質問ページを自動生成するFAQシステムや、LINEなどで利用可能なアンケートツール、さまざまな予約、申し込みに対応できる枠管理付きの問い合わせフォームの四つのサービスを展開している。
――どのようなシーンで活躍しているのか。
妹尾 旅行前はHPやSNSを通じてユーザーの疑問を解消し、自社予約に誘導。問い合わせ対応だけでなく、チャットボット内で簡単予約(手数料0円)も可能。旅行中は館内案内や周辺案内、遠隔接客などに対応し滞在中の満足度を最大化。旅行後はSNS連携のメリットを活用し、問い合わせをきっかけとした接点を維持。再訪プロモーションを行う。Go Toトラベルや自治体のキャンペーンは制度が複雑なため、問い合わせ対応の自動化ニーズが強まっている。
――主な導入先は。
妹尾 宿泊施設では、湯元舘や海栄RYOKANSなど有名施設で多数の実績がある。国内実績は準備中を含め350施設以上だ。
――今年の方針と抱負は。
妹尾 宿泊施設は最近、ようやく明るい兆しが見られている。Go Toトラベル再開により宿泊需要の大幅な回復が見込まれることから、talkappiを通じて施設運営の効率化、直販率の向上へ最大限に貢献したい。
アクティバリューズ
【本社】東京都渋谷区代々木1の30の14
【創立】2016年6月
【事業内容】人工知能、深層学習関連ソリューションの提供、人工知能技術の研究・開発・サポート、アプリ・ウェブサービスの開発運営
【資本金】1億9270万円(資本準備金を含む)
talkappiのイメージ
▷多言語対応 AIチャットボットtalkappi「トーカッピ」