堂故国交副大臣
魅力的なコンテンツ造成も
内閣改造に伴い就任した堂故茂国土交通副大臣は、10月11日に行われた就任会見で抱負を述べた。観光施策を担当する堂故副大臣は、観光地のリニューアルや魅力的なコンテンツの造成に意欲を示した。一部地域でのオーバーツーリズム対策では、地方誘客による需要の分散化を進める必要性に言及した。
堂故副大臣の担当は観光施策以外に、災害対策、不動産・建設経済、都市、水管理・国土保全、道路、住宅、港湾、航空の関係施策。
就任会見の抱負の中で観光施策について触れ、「わが国の観光分野についても重要な課題としてしっかり取り組む必要がある。現在、国内旅行、インバウンドの回復に伴い多くの観光地がにぎわいを取り戻しつつある。引き続き観光地のリニューアル、魅力的なコンテンツ造成に取り組むとともに、一部の地域では、残念ながらオーバーツーリズムへの懸念が高まっている。地方誘客の促進による需要の分散化、平準化を図っていく必要がある」と述べた。
特にオーバーツーリズムの対策では、「コロナで国内旅行、インバウンドの停止期間があったが、かつても起こりつつあったことが、さらに急激なスピードで起こりつつあるのではないか。観光庁において未然防止・抑制に関する対策会議を設置しており、できるだけ早く対策を取りまとめたい」と説明した。
堂故 茂氏（どうこ・しげる）氷見市長、文部科学大臣政務官、自民党政務調査会副会長。慶大卒。参議院・富山県選挙区。当選2回。富山県出身。71歳。
