観光庁は、行政や事業者の実務者向けに、災害時の外国人旅行者の避難などに対応する災害対応マニュアルの策定のポイントをまとめた「観光危機管理計画等作成の『手引き』」を作成し、3月24日に公表した。昨年3月に作成した「非常時における訪日外国人旅行者対応マニュアル作成のための指針」に基づき内容を具体化した。
多くの自治体や観光事業者で、災害時の外国人旅行者対応のための事前準備や災害対応マニュアルの整備が進んでいないことを受け、「自治体・DMO向け」と「事業者(観光・飲食・宿泊・交通事業者)向け」の2種を作成した。
手引き本体とワークシートで構成。手引き本体は、観光危機管理計画のひな型である素案作成用のワークシートの解説本の位置付け。ワークシートの記載順序に合わせ、検討内容などを解説し、記入時のポイントや留意点を紹介している。関係部署や関係機関と協議したり、ワークショップを開催したりしながら、策定作業を進めることを推奨している。
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