経済対策の環境配慮型観光事業の公募開始
観光庁は10日、コロナ禍や原油価格高騰に対する経済対策として実施される「環境に配慮した持続可能な周遊観光促進事業」の事業類型のうち、旅行業を対象とした「感染対策・環境対策に配慮した旅行の促進」の公募を開始した。感染対策、環境対策に対応した交通機関の手配に係る経費を支援する。公募期間は7月8日まで。
補助対象は、(1)持続可能なエネルギーを活用した車両(グリーンスローモビリティを含む電気自動車、燃料電池自動車など)の手配に係る費用(2)観光MaaSの導入・活用に係る費用(3)3密の回避を目的とした感染対策として行う貸し切りバスの増台に係る費用―など。
補助率は2分の1で、旅行業者1社当たり上限額が2千万円。
事業の専用サイト(https://shuyukanko.com/)から申請する。
「環境に配慮した持続可能な周遊観光促進事業」の事業類型のうち、公募中は「宿泊施設・観光施設等おける感染対策・省エネ対策の促進」(7月29日まで)、「地域が連携して実施する誘客・周遊を促すための仕掛けづくり」(6月24日まで)。残る「地域の魅力発信の強化や周遊の促進に向けた研修」の公募開始は6月15日の予定。