観光庁は17日、新型コロナウイルス感染症に伴い、日中間を往来する旅行者の減少などで経営に影響を受けている旅行業者などを対象にした特別相談窓口を各地の地方運輸局などに開設した。宿泊業向けには1月31日から同様の特別相談窓口を地方運輸局などに設置している。
中国への企画旅行の取りやめや手配旅行の自粛、中国からの団体旅行や個人向けツアーなどの取り扱いの停止などで経営環境が悪化している旅行業者、旅行業者代理業者、旅行サービス手配業者などの相談、要望に対応する。
相談に応じて活用可能な支援策を紹介するほか、中小企業支援策、雇用調整助成金などに関して経済産業局や都道府県労働局の窓口などを案内する。
特別相談窓口は、北海道、東北、関東、北陸信越、中部、近畿、中国、四国、九州の各運輸局の観光部観光企画課に設置。沖縄県については沖縄総合事務局運輸部企画室に設置した。