観光庁や観光・航空関係者でつくる「空港を活用した国内観光振興プロモーション実行委員会」は24日、各地で観光振興に携わる7団体に対し、羽田空港の旅客ターミナル内のスペースを国内観光のプロモーション用に貸し出すことを決めた。7団体は今年7月から来年3月の間に観光客の誘致や航空便の利用促進のためのイベントを行う。
羽田空港内のスペースを貸し出す事業は、国内航空需要の拡大、国内宿泊旅行の活性化を目的に、2008年度から実施している。日本空港ビルデングの協力で、選ばれた団体は無料でスペースを使用できる。今年度の募集には16団体の応募があったが、実行委員会で選考した。
7月13〜15日には国内線第1旅客ターミナルで、札幌市国内観光プロモーション実行委員会がさっぽろ広域観光圏による夏祭り、写真コンテストなどをPRする予定。また、同じ期間には国内線第2旅客ターミナルで、おいでませ山口観光キャンペーン推進協議会が「おいでませ山口イヤー観光交流キャンペーン」などをアピールする。
以降のプロモーションの計画は次の通り(カッコ内は開催場所の国内線旅客ターミナル)。
10月12〜14日=徳島県・国民文化祭に関連した伝統芸能の披露など(第1)、北海道占冠村・冬休みの旅行やスキー旅行を計画している消費者に向けたPR(第2)
1月18〜20日=九州観光推進機構・春休みの九州をPR(第1)、岩国錦帯橋空港利用促進協議会・開業予定の「岩国錦帯橋空港」をPR(第2)
3月8〜10日=北九州空港利用促進協議会・北九州空港圏域の自然や食などをPR(第1)