観光庁は2024年3月5日、午後2時から地域観光における学びやヒントの場として有識者によるウェビナー「地域観光新発見スペシャルトーク」を開催する。3月8日から『地域観光新発見事業』の公募を開始するのに先立つもので、最終回の講師は青木優・MATCHA代表。
なお、申請前支援として、ご応募いただく事業計画づくりに資する、観光マーケティング分析支援やセミナー等の情報提供を行うこととしており、地域観光新発見事業サイトにて公開しております。
3/8(金)いよいよ申請スタート、地域の持つ自然・文化を観光コンテンツに!
全国に埋もれる観光資源を掘り起こし観光コンテンツを磨き上げる「地域観光新発見事業」。インバウンドを中心に国内の観光需要は回復の兆しを見せていますが※1、観光客の宿泊先は都市部へ偏在傾向にあり、観光による経済効果を地方にも波及するためには、地域間の競争力を高めるとともに販路開拓や情報発信など地方誘客を推進していくことが必要です。
その中で、重要なキーワードになるのが“付加価値”です。地域ならではの資源を活用し多様な観光コンテンツを造成していくとともに、付加価値をどう見出していけるかがポイントになってきます。
『地域観光新発見事業』は、地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫した支援を実施します。
※1 観光庁 訪日外国人消費動向調査(https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001718104.pdf)
■ 地域観光の学びとヒント「地域観光新発見スペシャルトーク」
「地域観光新発見スペシャルトーク」は、地域観光新発見というテーマについて、より多くの方々に関心を持っていただくとともに、対象となる団体・事業者の方々に事業計画のブラッシュアップにつながる情報を提供するため、有識者によるオンラインセミナーを行っています。
これまで大学教授、地域観光の事業者、メディアの編集長など、さまざまな視点で “地域観光” についてお話しいただいてき大変好評の声をいただいています。
本企画も3月5日(火)が最終回となります。第5回は、株式会社MATCHA 代表取締役 青木優氏を講師にお招きし「訪日客を取り込むためのインバウンド最新トレンド」についてお話しいただきます。事前に申請フォームからお申込みいただき、ご参加ください。
尚、第1回、第2回のセミナーについてもアーカイブ視聴が可能です。地域観光の学びとヒントがつまった内容となっています。ぜひご覧ください。
(地域観光新発見スペシャルトークページ:https://shinhakken.go.jp/seminar)
<開催概要>
日時 :2024年3月5日(火)14:00〜15:30(90分)
場所 :オンライン(ZOOM を活用したウェビナー形式での実施)
テーマ:「訪日客を取り込むためのインバウンド最新トレンド」
~インバウンド客を地方に誘客するためのブランディングとプロモーション~
<講師プロフィール>
青木 優(あおき ゆう)
株式会社MATCHA 代表取締役
1989年、東京生まれ。明治大学国際日本学部一期卒。
内閣府クールジャパン・地域プロデューサー。 学生時代に世界一周の旅をし、2012年ドーハ国際ブックフェアーのプロデュース業務に従事する。デジタル エージェンシーaugment5 inc.に勤めた後、独立。2014年2月より訪日外国人向け WEB メディア 「MATCHA」の運営を開始。「MATCHA」は現在10言語、世界200ヶ国以上からアクセスがあり、様々な企業や県、自治体と連携し海外への情報発信を行っている。
<第1回〜第4回の登壇者及びテーマ>
第1回 いま地域に求められる観光マーケティング
早稲田大学大学院経営管理研究科教授 池上重輔氏
第2回 新発見事業を観光地域づくりにどう活用するか
株式会社さとゆめ代表取締役 嶋田俊平氏
第3回 観光で地域にどう貢献するか
株式会社美ら地球代表取締役 山田拓氏
第4回 2月29日(木) 14:30~16:00
地域の観光コンテンツづくりの先進ケーススタディ
株式会社Discover Japan代表取締役 高橋俊宏氏
※本事業サイトにて事前申請受付中です。
■ その他申請前支援
観光マーケティング分析支援
観光マーケティング分析支援講座を提供するとともに、地域観光マーケティングデータやマーケティングモデルケースを提供します。
(観光マーケティング分析支援ページ:https://shinhakken.go.jp/marketing-support)
第1回 観光コンテンツ開発におけるマーケティング導入
第2回 マーケティングマクロデータ&ツール紹介
第3回 観光コンテンツ開発のための環境分析:3C分析
第4回 観光コンテンツ開発のための環境分析:SWOT分析
第5回 観光コンテンツのためのマーケティング戦略立案
第6回 観光コンテンツのためのマーケティング・ミックス
第7回 施策の目標設定・PDCAサイクル
地域観光新発見オンライン講座の公開
いつでも視聴できる講座(e-ラーニング動画)を地域観光新発見事業サイトに公開します。
観光コンテンツの造成等に関する様々な知見を得ることができます。
(地域観光新発見オンライン講座のページ:https://shinhakken.go.jp/library)
講座1 商談につなげる 観光素材を旅行商品として販売する方法
林光太朗氏(株式会社フィールドデザイン)
講座2インフルエンサーが教えるインバウンドに効く効果的な情報発信
櫻井亮太郎氏(株式会社ライフブリッジ)
講座3持続可能性を考慮したビジネスの設計~商品化・収益化・コスト構造~
西田泰典氏(未来創造総研合同会社)
講座4インバウンド向け地域ブランディングと商品造成
石川奈美氏(Serendipity Pilot株式会社)
講座5お客様が買う理由をいかに作り続けるか?
永井孝尚氏(ウォンツアンドバリュー株式会社)
■ 地域観光新発見事業 概要
<事業内容>
地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫した支援を実施。
<補助対象>
地方公共団体、DMO、民間事業者等
<補助額>
400万円まで定額、400万円を超える部分については補助率 1/2
(補助上限: 1,250万円、 最低事業費 600万円)
<公募期間>
令和6年3月8日(金)~ 4月17日(水) ※採択通知は5月下旬を予定
<採択方式>
観点① 持続可能な観光地域づくりへの寄与 観点② 独自性・新規性
観点③ 具体性・計画性 観点④実施体制・持続性 観点⑤収益性
<類型>
類型1 新創出型
新たに観光コンテンツを造成し、本事業終了後に販売開始することを見据えた取組
(本事業実施期間内に販売することも可能)
<取組の例>
1.これまで活用できていなかった地域の観光資源を掘り起こし、あるいは、既存の観光資源を活用して、新たに観光コンテンツを造成するもの。
2.地域の産業(農林水産業、伝統的工芸産業等)の関係者とDMOや観光事業者等が一体となって、持続可能な地域づくりに貢献するべく、新たに観光コンテンツを造成するもの。
類型2 販売型
造成した観光コンテンツを本事業実施期間内に販売することを前提にした取組
<取組の例>
1.既に造成・販売されている観光コンテンツを、本事業を通じて更に深化・改善するもの、また、販路拡大・情報発信を強化するもの。
2.地域の観光資源を活用して、これまでにない特別な体験等の高付加価値な観光コンテンツを造成・販売するもの。
【本事業に関するお問合せ先】
地域観光新発見事業事務局
電話: 03-4531-0125
メール:info@shinhakken.go.jp
(事務局営業時間 10:00~17:00/土日祝・年末年始はお休み)