観光庁は3月3日、「訪日外国人旅行者周遊促進事業費補助金(持続可能性を核とした日本ならではの世界的価値の創出)」の公募を開始した。同日に開始した「サステナブルな観光に資する好循環の仕組みづくりモデル事業(実証事業)」の公募と同じく、サステナブルツーリズムへの関心の高まりを受け、サステナビリティに関心の高い旅行者の取り込みをめざすもの。観光庁によれば、公募は直接補助金交付を申請するのではなく、補助金交付のために地域が一体となったサステナブルツーリズム推進計画を選定するためのものという。
事業では、地域での滞在や体験を通じて、日本ならではの持続可能性の仕組みや地域への貢献を実感できるような価値体験を生み出し、自然や文化、歴史、産業といった地域資源の観光利用と保全の両立のための好循環の仕組みづくりと、それに連動したツアーや体験などのコンテンツ造成をめざす。補助対象は、そのために必要な設備・備品の購入や、施設の改修・整備などに関する経費の一部を補助するもの。なお、アプリの開発やホームページの制作・改修・多言語化、動画の制作などは補助の対象外だ。
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