
秡川長官(3月の会見)
大阪・関西万博の開幕まであと約2週間。情報の不足や伸び悩む前売り券販売など盛り上がりに欠けるとも指摘される中、万博関連の旅行動向について、観光庁の秡川直也長官は19日の会見で、万博を組み合わせた国内ツアーの販売拡大、インバウンドにおける「万博プラス観光」の地方周遊に期待を寄せた。
観光庁では、万博を担当している経済産業省、博覧会協会と連携し、旅行業界に対し、万博のチケットを組み合わせた旅行商品の造成を要請してきたという。
秡川長官は国内ツアーの動向について、「旅行業界への聞き取りによると、直近では250ぐらいの万博関係の旅行商品が造成されている。中には鳥取砂丘や有馬温泉といった地方の観光地を組み込んだ商品も販売されている。着実に予約数を伸ばしている商品もあると聞いており、万博が近づく中、そうしたトレンドがさらに強まるといい」と述べた。
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