米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」で、長崎県宇久島の観光動画「宇久島」が「観光映像大賞 観光庁長官賞」を受賞した。
動画は宇久町観光協会の依頼を受け、長崎国際テレビが製作総指揮、LUCAが制作した。
島の大半が西海国立公園に指定され、豊かな自然や美しい景観に恵まれている。古代には中国や朝鮮への中継地として遣唐使船が寄港し、壇ノ浦の戦いに敗れた平家盛が安住の地を求めてたどり着いたという伝説も。
動画は家盛を1人の主人公として、漂着した先で島の自然や風土によって癒やされていく軌跡を島の暮らしとともに描いている。観光振興という観点で創造性、振興性、話題性を含んだ観光プロモーション映像として優れているとして高く評価された。
観光協会の村上正一会長は受賞を受け「動画は宇久島の魅力を4分間という短い時間の中で十二分に島を知らない方々に伝えてくれた。また、宇久島ファンには重厚感のある、今までとは一味違った宇久をお届けできたかと思う。実際の自身の目で確かめに来てほしい」とコメントしている。
島の当たり前の暮らしが旅人の心を癒やすキセキを描いた「宇久島」