全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部は2月5、6日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で第3回「宿フェス」(宿観光旅博覧会)を開く。
コロナ禍からの脱却を願い、2023年に初開催。昨年はインバウンド向けの新たなコンテンツを取り入れて第2回を開催した。3回目となる今年は、「まだ知らない日本を体験していただくため、より進化した内容」で行う。
青年部を中心に全国47都道府県がブースを設け、それぞれの観光と宿の魅力をアピール。ステージでは伝統芸能の上演やトークイベント、宿泊業界におけるSDGs達成の取り組みに焦点を当てる「リョカン・サステナビリティ・アワード」を行う。
2日目の6日は業界が進める「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録を目指す事業の一環で、「風呂桶で作った最大の文章」のギネス世界記録に挑戦する。「いい風呂」にちなみ、1126個の風呂桶を並べる。
来場者には総額1千万円を超す全国の宿の無料宿泊券を抽選でプレゼント。
これまで通算で延べ6万人の来場者を迎えており、今回も多くの来場が見込まれている。
菅元首相らが参加し、華々しく行われた昨年のオープニングセレモニー
昨年の出展。今年も趣向を凝らした数々の展示、催しが行われる
第7回「旅館甲子園」 「宿フェス」会場でグランプリを決定
宿フェスのプログラムの一環で、2日目の6日(開始時間12時40分予定)は全旅連青年部の隔年の事業、第7回「旅館甲子園」を行う。
旅館で働く「人」に焦点を当て、経営のビジョン、接客や地域貢献への思いを宿の経営者、スタッフらに舞台でプレゼンテーションしてもらう。
全国の青年部員の宿など100軒超がエントリー。本紙記者らによる2回の審査を経て、3軒がファイナリストとして当日舞台に立つ。
ファイナリスト3軒は「扇芳閣」(三重県鳥羽)、「温泉旅館みたけ」(神奈川県箱根仙石原)、「秀花園」(静岡県熱海)。
業界の識者による審査と来場者の投票で最高賞のグランプリが決まる。
前回(第6回、2023年)の様子