「ツーリズムEXPOジャパン2015」(EXPO)など、国内・海外・訪日旅行に関するイベント、商談が集中的に開催される「ジャパン・トラベル・ウィーク」(9月24日〜10月1日)を控え、観光業界の代表らが1日、東京都内のホールで記者会見を開いた。オールジャパンの態勢で成功させようと、イベントの内容などをPRした。
観光庁の久保成人長官をはじめ、EXPOを主催する日本観光振興協会(日観振)の山口範雄会長と日本旅行業協会(JATA)の田川博己会長、「VISIT JAPANトラベル&MICEマート2015」(VJTM)を主催する日本政府観光局(JNTO)の松山良一理事長らが出席。
EXPOは9月24〜27日に東京ビッグサイト(東京都江東区)を主会場に開催。昨年に続く2回目で、国内47都道府県、海外146カ国・地域から1145企業・団体が参加。24、25日に業界向けの商談・展示会、26、27日に一般向けの展示会がある。シンポジウムなどを行う国際観光フォーラムも開催される。
JATAとともにEXPOを主催する日観振の山口会長は「観光立国の実現に向けたオールジャパンでの取り組みが昨年から始まったが、今年はさらに規模が拡大する。昨年を上回る出展者があり、来場者は17万人を見込んでいる」と説明した。
EXPOと同時開催されるVJTMは、訪日旅行とMICEの商談会で、9月25〜27日に東京ビッグサイトで行う。海外バイヤー358社と国内セラー403社が商談を展開。9月28日からは全国でファムトリップも実施される。
JNTOの松山理事長は「訪日旅行はもとより、成長が見込まれる日本のMICEもPRする。EXPOとの同時開催で相乗効果が期待される」と述べた。
記者発表には、EXPOに「プレミアム・デスティネーション・パートナー」として協力する青森県の三村申吾知事、「プレミアム・デスティネーション・サポーター」のJR東日本の深澤祐二副社長も出席した。
青森県は、EXPOの行事の一環で海外バイヤーや来賓を招待して開催される「JAPAN NIGHT」(9月25日、東京・丸の内)の中で、青森の祭り、ねぶたの歓迎イベントを披露する。
EXPOに関して三村知事は「(震災からの)復興に向けて国内外からの東北への誘客を先導したい」と述べたほか、来年3月の北海道新幹線の開業、続く7〜9月の青森県・函館デスティネーションキャンペーンのPRに意欲を示した。
観光業界の代表がそろって「トラベル・ウィーク」をPR