国土交通大臣表彰の07年観光関係功労者の表彰式が17日、東京・港区の虎ノ門パストラルで開かれた=写真。今年度の受賞者40人に冬柴鐵三国土交通・観光立国担当相から表彰状が贈られた。観光関係12団体主催の祝賀パーティーもあり、国会議員らがお祝いに駆けつけた。
式辞で冬柴大臣は「受賞者の皆様には、陰ながら支えてこられたご家族を含めてお祝い申し上げたい。観光立国の実現には、皆様のリーダーとしての役割が重要であり、さらなる努力を賜りたい」とあいさつした。
受賞者の内訳は旅館業関係26人、ホテル業関係11人、旅行業関係1人、観光関係業務など2人。旅館業のうち女将の受賞者は11人に上った。
旅館業振興の受賞者を代表して冬柴大臣から表彰状を手渡された日本観光旅館連盟長野支部常務理事、清風館代表取締役の河野利一氏は「日々の仕事をこなしてきただけだが、このように表彰されて光栄だ。旅館を取り巻く環境は厳しいが、努力を忘れず、若い世代とも団結し、旅館業の活性化に取り組んでいきたい」と喜びを語った。
パーティーでは、主催者を代表して日本観光協会の中村徹会長が「観光立国推進基本法が施行されるなど、今日のように観光に陽が当たるようになったのは、受賞者の長年の努力があってこそ。培ったノウハウ、経験を今後も生かしてほしい」と述べた。
パーティーには藤野公孝・国土交通大臣政務官、愛知和男・自民党観光特別委員会委員長、塩谷立衆院国土交通委員長、坂本由紀子参院議員らも出席し、受賞者に祝福の言葉を送った。