読売旅行と旅行読売出版社が第三セクター鉄道等協議会、日本旅行と共同で事業展開する「鉄印帳」がこのほど、日本ネーミング協会が主催する日本ネーミング大賞2022で優秀賞を受賞した。
日本ネーミング大賞はネーミングの重要性を広く社会に発信することで、ネーミングの質と価値の向上を図り、産業の発展に寄与することを目的としている。2020年に開始し、今回で3回目。
鉄印帳は御朱印帳の鉄道版として20年7月から、地方鉄道や、その沿線地域の活性化を目的に販売を開始。発行部数は今年10月時点で5万3928部と5万部を超え、各路線を巡って購入する「鉄印」は累計41万8659枚となっている。
大賞の最終審査会では「遊び心のあるネーミング」「鉄道旅を新しい形で楽しくする力がある」などの評価を受けた。審査委員長の漫才師、太田光さん(爆笑問題)は「暗いニュースが多い中、未来につながる取り組みとシンプルなネーミングが良かった」と講評。
読売旅行、旅行読売出版社の坂元隆社長は「全国40の三セク鉄道や私たちの取り組みを高く評価していただいたことを心からうれしく思う。この受賞を機に、鉄印帳を通じて地方鉄道のさらなる活性化に寄与していきたい」とコメントしている。