長野県諏訪市はこのほど、10月に全国公開された映画「神在月のこども」のタイアップポスター、チラシを市内の観光施設や小中学校など配布したと発表した。「映画のヒットを願いつつ、3市の魅力を発信する」と諏訪市。
映画は、神話をもとに連携する諏訪市、島根県出雲市、新潟県糸魚川市の3市の団体「神話の縁結び かみがたりネットワーク」の各地域が劇中で重要な役割として登場する長編アニメーション。古来から伝わる「神在月」の伝承をもとに1人の少女の運命にまつわる物語を描いた。「3市には自然、歴史にあふれた多くの観光スポットがある。映画とともに楽しんでほしい」という。
ポスター、チラシには、建御名方神を祭る諏訪大社、建御名方神の父に当たる大国主大神を祭る出雲大社、母に当たる奴奈川姫ゆかりの天津神社、奴奈川神社のイラストと登場人物を描いた。チラシ裏面には主人公らが3市の観光スポットや食などを紹介している。
ポスターはB2サイズ、チラシはA4サイズで製作。映画で描かれる親子の絆にちなみ、神話の世界の親子に関係する3社を取り上げた。
映画では、神域に足を踏み入れてしまった少女が亡くなった母にもう一度会いたい気持ちを胸に東京から出雲大社を目指す。その途中で立ち寄る諏訪で龍神と出会い、試練を乗り越えることで旅を続ける本当の意味を見いだす重要なシーンもある。