東京都江東区の豊洲市場で整備が進む観光拠点「先客万来施設(仮称)」について、運営事業者、万葉倶楽部(神奈川県小田原市、高橋理社長)はこのほど、来年2月1日に開業すると発表した。商業棟と温浴棟で構成する。
商業棟「豊洲江戸前場外市場(同)」は地上3階、地下1階の規模で、延べ床面積は約1万5千平方メートル。
豊洲ならではの新鮮な食材を生かした飲食・物販店舗を展開するとともに、御影石や淡路島のいぶし瓦などの伝統的な建築資材や多摩産材などを採用した木造建築により、江戸の古い街並みを再現したオープンモールを展開する。
温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部(同)」は地上9階、地下1階で、延べ床面積約2万平方メートル。箱根や湯河原温泉の湯を運び、湯処(露天風呂・サウナ)、岩盤浴、エステ・マッサージなどを整備するほか、屋上には展望足湯庭園を入館者用と一般無料開放用の2カ所設ける。このほか、宿泊客室は約70室を作る。
右の建物が温浴棟、左が商業棟(イメージ)