日本政府観光局(JNTO)シンガポール事務所上席次長の仲野哲弘氏は10月20日、シンガポールで開催された観光業界のB2B見本市「ITBアジア」で「サステナブルMICEジャパン」と題して講演した。主な内容は次の通り=写真。
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日本は国家目標として、2030年までに訪日外国人客数6千万人、同消費額15兆円を掲げている。その達成に向けた戦略の三つの柱は「サステナブル・ツーリズム」「アドベンチャートラベル」「高付加価値旅行」だ。
コロナ禍を経て状況が大きく変化し、観光・MICE分野においても「持続可能」への関心が高まっている。日本はいままで観光客数などの「量」を重視してきたが、オーバーツーリズムなどの課題も背景となって、これからは「質」を重視した取り組みにシフトしている。
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