農協観光は6月26日に開いた株主総会で、2023年度事業と決算内容を報告、承認した。中期5カ年事業計画の初年度にあたる23年度は、旅行需要の回復に伴う団体旅行の再開、コストの削減により大幅な増収増益に。17年度以来6年ぶりの黒字化となった。
23年度の取扱高は302億2819万円(前年度185億3053万円)、売上高は158億1627万円(同76億3046万円)、営業収益は46億6032万円(同25億8851万円)、経常利益は5億749万円(同6億6305万円の損失)、当期純利益は5億5429万円(同6億8362万円の損失)。
旅行区分別では、国内旅行は271億3100万円(前期比152.9%)、海外旅行は25億8800万円(同414.8%)、訪日外国人は2億7400万円(同512.1%)、総取扱額は302億2800万円(同163.1%)。「特に国内旅行が好調で、全体の業績を押し上げた」と同社。
24年度は、事業成長期と位置付け、さらなる回復が見込めるJA活動支援事業を主体に、地域共創事業や農福連携事業の事業基盤の確立を目指す。
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