KNT—CTホールディングスは10月1日付けで、近畿日本ツーリスト(近ツー)内に「未来創造室」を新設する。東京五輪が開催される2020年以降の団体旅行事業の未来を立案する組織として立ち上げた。室長には営業統括本部長の田ケ原聡専務が兼任。取締役会の直下に置かれる。
近ツーは現在、企業価値の創造を推進するため、営業統括部内で組織を横断し新規事業の創出に取り組んでいる。同室は2020年以降を見据え、団体旅行事業の再構築を図る「Beyond2020プロジェクト」を推進するための組織として発足した。
具体的には中長期的な市場予測や事業環境分析などのマーケティング、新規事業の開発、実施、検証のほか、企業の価値創造のための基本戦略の策定とブランディングを行う。事業構造変革に関しては立案や提言を行っていく。