近畿日本ツーリストは4日、茨城県被災地復興応援推進事業の事務局業務を県から受託したと発表した。同社が窓口となり、旅行業登録業者を対象に、試験的に企画造成するモニターツアーの募集を実施する。
東日本大震災で風評被害を受けた県北地域の観光資源を活用した旅行商品を造成し、誘客促進と交流人口拡大を図り、復興のスピードを加速させるのが狙い。
募集は18日まで。今月下旬に対象ツアーを決定し、ツアー主催旅行会社による参加者募集を開始。来年1〜3月25日にツアー実施、ツアー写真・アンケートの収集、報告書の事務局提出、3月下旬に効果検証と進む。
募集モニターツアー数は(1)日帰り首都圏発着ツアー240人(8件、平均参加人数30人)(2)1泊以上の首都圏発着ツアー480人(16件、同30人)(3)1泊以上の首都圏以外発着ツアー240人(8件、同30人)—となっている。支援金額は企画、広報、催行などにかかる経費から、参加者負担額とその他の収入を差し引いた金額となり、経費総額の5割を超えない。上限は(1)1件22万5千円(2)同45万円(3)同75万円—となる。
問い合わせ先は、被災地復興応援推進事業・事務局(近畿日本ツーリスト水戸支店)TEL029(225)1018。