2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道が盛駅(岩手県大船渡市)~久慈駅(同久慈市)の全線163キロが開通し、「三陸鉄道リアス線」として3月23日に一貫運行を開始する。近畿日本ツーリスト首都圏と東武トップツアーズは、これを記念した共同企画商品を2月27日に発売した。三陸鉄道リアス線の運行を新たな三陸のスタートととらえ、復興を支援するという両社の思いが一致した。
共同で企画した商品は東京出発の「リアス線新区間貸切運行と三陸旨いもの満喫2日間」。出発日は3月26日、4月6日、9月14日。三陸鉄道リアス線は貸切運行で新区間の陸中山田駅~鵜住居駅を乗車し、風光明媚な美しい景色を楽しめる。三陸の「旨いもの」として、山田かき小屋での殻付き牡蠣(かき)など「貝盛りセット」、三陸の海の幸「海鮮料理」、宮古の新たなご当地メニュー「瓶ドン」を用意する。
3月26日、4月6日、の出発ツアーでは、震災後に山田町でいち早くスーパーを再開させた、「びはんストア」の間瀬専務に「復興への取り組み」に関する話を聞く。9月14日出発ツアーでは、神輿(みこし)の豪快さを堪能する地元のお祭り「やまだ祭り」を観覧する。旅行代金は5万6800円。