近畿運輸局と関西エアポートなど官民5者は11日、関西国際空港(大阪府泉佐野市)に、デジタルマップや観光地を触覚で体感できるコーナーなどを備えた観光PRブースを開設した。来年開幕する大阪・関西万博の機運醸成とともに、関西を中心とした西日本各地の観光魅力の発信と広域周遊観光を促したい考えだ。
参画するのは、近畿運輸局と関西エアポートのほか、関西観光本部、関西イノベーションセンター(MUIC)。日本電信電話(NTT)が技術協力するほか、2025年日本国際博覧会協会が後援する。山陰インバウンド機構、せとうち観光推進機構、四国ツーリズム創造機構も観光PRなどで協働する。
ブースは、関空第1ターミナル1階の国際線・国内線到着フロアに、来年10月31日まで設置、運営。期間中日替わりで、自治体やDMO、観光関連事業者らが、地域産品の試飲・試食や観光PRイベントを行ったり、大阪・関西万博に関する技術や取り組みの紹介などを行ったりする。
また、MUICがStrolyらと連携して提供する、関西2府8県の関西広域デジタルマップ「Dig the LOCAL in KANSAI」を利用できるモニターを設置。当該エリアの約80のイラストマップを検索、閲覧できるようにする。旅行者が自身のスマートフォンなどの端末で、同マップを利用できるようQRコードの配布も行う。
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