遊休別荘を宿泊施設へ SANUセカンドホーム、3拠点新規開業


KOSO安曇野

 メンバーシップ制セカンドホームサービス「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」を提供するSANU(東京都中央区)はこのほど、長野県安曇野、神奈川県足柄、兵庫県淡路島に、遊休別荘をリノベーションした宿泊施設「セレクションシリーズ」を開業した。地域愛着の拠点を創る同シリーズは全10拠点へ拡大する。

 今年5月、二地域居住の促進を通じて地方への人の流れを創出・拡大させることを目的とした「広域的地域活性化のための基盤整備に関する法律の一部を改正する法律」が成立し、国土交通省により「二地域居住」が促進されている。日本各地の自然の中にセカンドホームを展開する「サヌ セカンドホーム」では、独自の建築モデルが特徴の「オリジナルシリーズ」のほか、遊休別荘等の地域の既存建物を生かした「セレクションシリーズ」を展開。

 セレクションシリーズでは、「その土地を知り、根付く」をコンセプトに、建築家とのコラボレーションによって個性豊かなリノベーションを実施。都市で暮らす人々の「自然の中のもう一つの家」として愛され続ける空間を創出する。いずれの施設も70平米以上の広々とした空間で、家族や友人を招待しての滞在や、仕事仲間とのワーケーションなど、さまざまなシーンでの利用を想定した快適な滞在空間を提供する。稼働率は90%以上と人気の高いシリーズとなっており、30~40代のファミリー層やカップルを中心に利用されている。

 4月30日に長野県安曇野に開業した「KOSO安曇野」は、小大建築設計事務所がリノベーションを担当。ギャラリー・アトリエとして利用されていた物件を地域ゆかりのアイテムを取り入れて再生した。同館は5人まで収容できる。
 今月8日に神奈川県足柄に開業した「ASAGIRI足柄」は、丘の上に建つ木調の建物。5人まで居住可能で、既存の窓に額縁を付けることで景色を絵画のように楽しむことができる。同館は建築家・長坂純明氏が代表を務める建築事務所「ひとともり」がリノベーションを担当した。

 兵庫県淡路島の高台に位置する「CURRENT淡路島」は、今月1日に開業。4人まで収容可能で、部屋からは180度海を見渡せる立地となっている。


KOSO安曇野


ASAGIRI足柄


CURRENT淡路島

 
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