経済産業省はこのほど、特定サービス産業動態統計調査の7月分速報を公表した。対個人サービス業の趣味・娯楽関連5業種の売上高は、遊園地・テーマパーク(TP)が前年同月比66.3%減の189億5600万円と、10カ月連続で減少した。新型コロナウイルスの影響で5月に98.8%減、6月に94.3%減と9割を超す減少が続いていたが、7月は減少幅が縮小した。5業種ではゴルフ練習場が唯一増加した。
TPの内訳は、入場料金、施設利用料金収入が65.8%減少。入場者数は一般が65.5%、団体が94.4%それぞれ減少し、全体で67.7%減少した。
ゴルフ練習場は5.0%増の25億1500万円と、5カ月ぶりに増加するとともに、5業種の中で唯一増加した。利用者数が8.6%増加した。
ゴルフ場は19.7%減の67億3400万円と、5カ月連続で減少。利用料金収入が18.3%、利用者数が9.3%それぞれ減少した。
ボウリング場は34.9%減の8億3200万円と、13カ月連続で減少。利用者数が36.8%減少した。
パチンコホールは21.2%減の2328億9100万円と、13カ月連続で減少した。
対個人サービス業の教養・生活関連5業種の売上高は、全てが前年同月比減少した。結婚式場業が85.5%減と、減少幅が突出して大きかった。フィットネスクラブは32.7%減少した。