JALグループは1月31日、2018年3月期第3四半期決算(17年4月1日~12月31日)を発表した。売上高は前年同期比7・2%増の1兆460億円、営業利益は同5・8%増の1452億円、経常利益は4・5%増の1421億円、純利益は5・4%増の1141億円で増収増益。
国内線旅客の売上高は、4・6%増の3985億円。伊丹発着を中心とするエンブラエル190型機の運航拡大や鹿児島県内の離島路線の拡大など地方路線の利便性、快適性を向上した。営業面では、トリップアドバイザーと協業し、日本の魅力を発信するサイト「Untоld Stоries оf Japan(知られざる日本)」を開設。観光施設やアクティビティ情報の発信や訪日旅行者向けの国内線運賃の提供に取り組んだ。
国際線旅客の売上高は、同10・2%増の3464億円。羽田―ロンドン線、成田―バンコク線などネットワークの拡充や新たな客室仕様である「JAL SKY
SUITE 787(JALスカイスイート787)」を一部路線で追加した。
18年3月期の見通しは、17年11月発表の内容と変更はなく、売上高は1兆3600億円、営業利益は1660億円、経常利益は1580億円、当期純利益は1210億円としている。