道後本館に新設部屋 松山市がミニレクチャー


蛇口からみかんジュースが出る機械も登場

 道後温泉がある松山市は「いい風呂の日」の11月26日、マスコミを対象に東京都内でミニレクチャー会を開き、市の魅力や最新の観光・グルメ情報などを発信した。

 一押しは明治時代に改築されて今年で130周年を迎えた道後温泉本館。1994年に公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定された、由緒ある建物だ。保存修理工事をほぼ終え、今年7月、5年半ぶりに全館営業を再開した。市によると、12月中にすべての工事が完了する。

 本館の入浴料は改装前より引き上げられたが、冷暖房機器の新設やアメニティを充実させるなど、サービス向上に努めている。

 また、これまで開放していなかった「飛翔の間」(定員10人)と「しらさぎの間」(同18人)を別料金で貸し切れるようにした。いずれも事前予約制で、時間は90分。1室利用料金は飛翔の間が3千円、しらさぎの間が6千円。

 市は先ごろ、新ブランドスローガンを「幸せになろう」と決めた。これに合わせ、12月17日まで新ブランドロゴの投票を行っている。三つのデザイン案の中から選んでもらう。誰でも投票でき、パソコンやスマホからは「市ブランディングサイト」にアクセスし、投票フォームから投票する仕組み。

 食ではみかん「紅まどんな」を強くアピール。11月下旬から1カ月ほどが旬で、「ジューシーでみずみずしく、ゼリーのような食感が特徴」という。このほか、興居島レモンやアボカド、3月から本格出荷が始まる「紅プリンセス」などを紹介した。


蛇口からみかんジュースが出る機械も登場

 
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