北海道銀行は15日、日本銀行の融資制度を活用し、「道銀成長基盤応援ファンド」を創設すると発表した。ファンド総額は300億円で、観光事業も支援の対象としたのが特徴。
日銀の融資制度は、民間金融機関が成長分野に融資するのに応じて、資金を供給するもの。この制度を活用するのは「道内の地域金融機関では初めて」(道銀)という。
道銀は従来支援してきた起業や環境・エネルギー業、医療・介護・健康関連事業などに加え、観光や地域再生・都市再生事業、中国関連などの成長分野にも支援を拡大し、道経済の活性化を目指す。
融資対象は法人および個人事業主で、融資金額は1千万円以上。融資期間は運転資金が1年以上5年以内、設備資金が1年以上10年以内となっている。