栃木県那須町に7月16日、同町初というワイナリー「NASU 661 WINE HILLS(那須661ワインヒルズ)」がオープンする。ワインの製造、販売を行うほか、地元で取れた高原野菜、オリジナルソーセージ、チーズなど、ワインに合う食材をシェフがまきで焼くグリル料理を提供する。
丘の上に建つ延べ床面積1千平方メートル規模の建物にレストランとテイスティングルーム、ワインの保管庫を装備。周辺のぶどう畑を一望するデッキでの飲食が楽しめる。
建物の壁面や階段には廃棄処分となった栃木県産の伝統石材「大谷石」を活用。景観に配慮した小型の風力発電や積極的な雨水の利用など循環型の施設となっている。
総敷地面積約91ヘクタール(東京ドームの約20倍)の畑にぶどうをはじめ、ブルーベリーなどの果実を栽培。ワインは那須御用邸と同じ地下水源を使い、オーク樽(たる)で熟成させたぶどうワインほか、ブルーベリーなどの果実ワインを20種類以上生産する。
地元の農業生産法人「ロイヤルベリーズファーム」が運営する。施設名「661」はオーナーの名前(室井秀貴氏)から名付けたという。
施設の外観