長野県は8月27日、東京都内で「学習旅行・企業研修誘致説明会」を開催した。主催は長野県観光機構で、県内の旅館・ホテルなどの観光事業者60人と旅行会社ら60人が参加した。大町支部と茅野支部による誘客PRに加え、観光事業者と旅行会社による個別商談会=写真=も催された。
冒頭あいさつした観光推進機構・県学習旅行推進協議会の小林一洋事務局長は、「県にとって最大のマーケットである首都圏でのネットワーク作りはとても重要だ」と述べた。
大町支部からは、黒部ダムやサントリー天然水北アルプス信濃の森工場、大町市内の湖や川でラフティングやカヤック体験などを通じての水とエネルギー、そしてSDGsについて学ぶプログラムが紹介された。
茅野支部は、地域の人々との交流を通じて生きる力を育て、将来につながる学びの機会を提供することを目的に、首都圏からのアクセスの良さを生かした日帰りでの農村体験やハイキング、地域企業・団体でのキャリア教育や地域探求学習プログラムなど、季節や学校の規模、予算によってさまざまなプランを用意していると述べた。