重油・灯油10~20%削減 原油高騰で問合せ急増


使い方は重油や灯油を給油する際にエコマックスを添加するだけ

ボイラー燃料添加剤 ECOMAX

 原油高騰が企業の経営を圧迫している。原油先物価格もオミクロン株の影響により経済活動が停滞するとの見方で一時下落したものの、ウクライナ情勢が緊迫化し、7年ぶりの高値をつけるなど、今後も予断を許さない状況が続きそうだ。こうした背景から今、注目を集めているのが、松本日光舎(金沢市、松本健夫社長)が販売する燃料添加剤「ECOMAX(エコマックス)」(群馬県・ビーイング製)だ。なかでもコロナ禍での移動自粛で苦境に立たされている旅館・ホテルからの問い合わせが急増し、経費削減のためエコマックスを導入するケースが増えている。

 エコマックスは、ボイラー燃料などで使われる重油や灯油に添加するだけで、燃料の質を高めて燃費を向上させ、コスト削減に貢献する。設備投資が一切不要なのも大きな特徴だ。

 

 使い方は重油や灯油を給油する際にエコマックスを添加するだけ

 石油燃料は、分子結合上の特性から燃え残りが発生。さらに、主成分の炭化水素分子が時間の経過で燃焼しにくい分子構造に変化するため、燃焼効率が低下してしまう。

 エコマックスは、燃料内の炭化水素の分子を細分化する効果があり、それによって炭化水素の表面積が拡大し、内部まで燃焼が促進される。タンクや配管内の汚泥も細分化して溶解し減少。併せて、未燃焼ガスも減少するので燃焼室内の排ガスがクリーンになり、メンテナンス業務の軽減化にも貢献する。

 こうした効果により燃費が向上。燃料を10~20%削減できる。エコマックスは原料が100%石油なので、ボイラーを傷める心配はない(万一、損害が発生した場合は、生産物賠償責任保険で補償できる)。

 ボイラーのメンテナンス業務も軽減化する

 使用方法は、重油、灯油に対して初回のみ千分の1を、2回目以降は2千分の1を投入する。分量を守ることで最大の効果を発揮できる。松本日光舎では、多くの導入事例をもとにノウハウを蓄積しており、納入先それぞれの条件に合った最適な調整を提案している。

 エコマックスの販売価格(税別)は、重油専用のVJ4リットル入り1万4500円、18リットル入り5万7千円。灯油専用のVT4リットル入り1万9500円、18リットル入り6万8千円。

 同社では、2月15~18日に東京ビッグサイトで開催される「国際ホテル・レストラン・ショー」に出展し、エコマックスなどを展示する。また、燃料費を年間600万円削減した温泉旅館や、燃料コストを15%削減したリネンサプライ工場のインタビューなどを収録した動画をYouTubeで公開している。

 問い合わせは、松本日光舎商品事業部TEL076(241)7756。

 

 


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