野口観光グループ(北海道登別市)は、北海道の洞爺湖温泉に同グループ最上クラスのホテル「BOUROU LAKE TOYA」を12月25日に開業する。風光明媚な洞爺湖に面した「湖畔亭」(鉄筋コンクリート造9階建て、131室)の西側を完全に分離した形で全面改修。1階にエントランスを新設し、客室数20室の新ラグジュアリーホテルとして運営する。「移りゆく時代の間(あわい)に新しいくつろぎ」をコンセプトに、洞爺湖や北海道の大自然を体感しながら、滞在を楽しんでもらう。
客室はLAKEビューの広いテラス付きで、9階は和洋室の露天風呂とサウナ付きのプレミアムスイート(141平方メートル)、3~8階はラグジュアリースイート(82~90平方メートル)、スイート(88平方メートル)、ジュニアスイート(61~62平方メートル)で構成。
館内は道産木材や札幌軟石を取り入れた落ち着いた内装とし、リラクゼーションスパやフィットネス、香り立つコーヒーなどを楽しむゲストラウンジ、たき火テラスなども備えた。
2階の食事処「TBLUE」は完全個室で、フランスの星付きレストランで腕を磨いた料理長が和食の要素を取り入れた北海道キュイジーヌ料理を提供。一部の客室では要望に応じテラスでの朝食サービスも行う。
宿泊料金は、1室2人で1泊1人食事付き7万~15万円(税別)。
支配人の佐原誠取締役は、「洞爺の自然とホテルの快適な空間の中でゆっくりくつろぎの時間を過ごしてもらいたい。お食事も地域の食材にこだわった料理を楽しみにしていただきたい」と話す。
同ホテルの開業で野口観光グループのホテルは22施設となる。
洞爺湖を一望するテラスと露天風呂付きの客室