昨年、大手牛丼チェーン店に導入されるなど、鈴茂器工(東京都練馬区)が提案するご飯盛り付け機「シャリ弁ロボ」の販売が好評だ。観光関係では、「道の駅などの実績が増えている」と同社。旅館・ホテルにはバイキング会場への導入を薦めている。
シャリ弁ロボは同じ量のご飯を、どんぶりやカレー皿、弁当容器などに人手を使わずに瞬時に盛り付けてくれるもの。外観デザインを重視した従来機の「GST—RST」と1時間あたり最大720食を提供できる「同FBA」の2種がある。
FBAは、設定された量目をシャッター計量部に事前に準備する「プレ軽量機能」を搭載した。同じ量のご飯を連続して瞬時に提供でき、作業時間が短縮される。「ほぐし機能」も一新しているので、しっかりとほぐされたご飯をふんわりと形良く盛り付ける。盛り付けの量は50グラムから500グラムまで7種類の設定が可能だ。
シャリ弁ロボを導入すれば、利用客が手を使って盛り付ける必要がないので、安全面をアピールできるほか、「食感とおいしさが手盛りとは断然違う」と同社。また、シンプルな構造でサニタリー性と洗浄性にもすぐれているうえ、分解・組立も簡単。導入店舗からは、「衛生管理面が向上した」という声が多い。
同社では、2月18日から東京ビッグサイトで開催されるホテレス・ショーに出展する。シャリ弁ロボをはじめ、小型シャリ玉ロボット、小型包装寿司ロボット、寿司・おむすび兼用のお櫃型ロボットなどを紹介する。「ぜひ、ご来場を」と同社。
この件についての問い合わせ先は、鈴茂器工TEL0120(599)333。
1時間で720食提供するGST—FBA