12社・65件応募 JTBは3部門独占
国内の優れた鉄道旅行商品を表彰する「鉄旅オブザイヤー」の結果発表と授賞式が4月17日、さいたま市の鉄道博物館で行われた。最高位のグランプリは、日本旅行の「北陸新幹線乗務員お仕事体験ツアー」が選ばれた。同社のグランプリ受賞は2年連続。
13回目となる今回、旅行会社部門には12社・65件の応募があった。鉄旅オブザイヤー実行委員会(委員長、山北栄二郎・JTB社長)による1次審査、外部審査員(同、芦原伸・日本旅行作家協会専務理事)による2次審査で、「エスコート」「パーソナル」「DC」「鉄ちゃん」の各部門賞を決定。この中から、授賞式当日に決選投票を行い、グランプリを選んだ。
鉄ちゃん部門賞も受賞した日本旅行のグランプリ商品は、JR西日本との共同企画。北陸DCプレキャンペーンを盛り上げるため、JR西日本金沢支社全面協力のもと、普段は入ることができない施設の見学、体験を盛り込んだ1泊2日のツアー。平均価格帯は3万3600円。昨年11月18、25日、12月9日に催行し、計103人を集客、約350万円を売り上げた。
ターゲットは子供連れのファミリー層。参加した子供が将来の職業の選択肢の一つとして新幹線乗務員を選んでもらえるよう、北陸新幹線乗務員の仕事をリアルに体験できる職業体験ツアーとして造成した。同社の玉川淳さんは、「まさかもらえるとは思わなかった。人生に悔いなし。新たな鉄旅を企画し、お客さまの笑顔を見たい」とあいさつした。
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