観光事業に取り組む銀行の動向を学生に知ってもらうと、山梨中央銀行地方創生推進部の部長が12月17日、東洋大学の講義に登壇した。国際観光学部の2、3年生約280人が聴講し、山梨県の観光や同行の事業に対する理解を深めた。
講師を務めたのは渡邊正雄部長。日帰り客が多いことや交通インフラの不足など観光分野に関する山梨県の課題を分析したうえで、支店網を生かした銀行ならではの観光事業を語った。行員が河口湖駅前や都内で実施したアンケートも紹介。海外からの観光客の滞在期間や興味などについて解説した。【記事提供:ニッキン】
渡邊部長は「国際観光学部の皆さんは旅行・宿泊業を今後の進路として考えるはず。地銀でも地域活性化の取り組みはできる。就職の選択肢に入れてもらえれば」と呼びかけた。
日本観光振興協会による寄付講座の12回目。旅行会社や航空・鉄道会社、ホテルなどの関係者が登壇している。観光を取り巻く産業の広がりを知ってほしいと銀行による講義を組み込んだ。
銀行の取り組みを解説する渡邊部長(12月17日、東洋大)
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