長野県上田市は5日、旅行会社やマスコミ関係者らを集め、都内で観光誘致プレゼンテーションを行った。昨年3月に4市町村が合併し、新しい上田市が誕生。美ヶ原高原から菅平高原までをカバーする広域観光が可能になったことから、新しい市の観光魅力をアピールした=写真。
冒頭あいさつした信州・長野県観光協会の恵崎良太郎常務理事は「長野新幹線を利用すれば約1時間で上田に来れ、近い距離にある。文化遺産、温泉、高原など魅力的な観光資源も多い。県としても上田(の広域観光)を売り出したい」と述べた。
市商工観光部によると、今年から「信州上田夏祭り」(8月3~10日)を開く。春の「上田城千本桜まつり」、秋の「大収穫祭」と合わせ3大祭りとし、「ツアー展開できるよう工夫したい」と強調した。
このほか、信州せいしゅん村の日帰り農村体験「ほっとステイ」や、別所温泉を中心とした「遊らんバス」ツアーなどを紹介し、商品造成を呼びかけた。
県は武田信玄と上杉謙信が戦った川中島などNHK大河ドラマ「風林火山」の舞台ともなっており、追い風を背景に観光客増に弾みを付けたい考えだ。