11月22日、最大で震度6弱の地震があった長野県北部の自治体やスキー場関係者が観光客を呼び込もうと、8日、東京都内で記者会見し、安全性を強くアピールした。スキー観光による震災復興を目指す。
長野県北部地震を受け、一部で観光客のキャンセルが出ている。こうした事態を受け、大町市や小谷村、白馬村で成る「北アルプス3市村観光連絡会」は白馬エリアのスキー場11カ所のオープンに合わせ、安全であることと風評被害を払拭するため、最新の情報を発信した。
冒頭あいさつした小谷村の松本久志村長は「白馬山麓はいつもと同じ、変わりはない。(スキーを通して)雪を楽しんでいただくことがわれわれに元気を与えてくれる」と来場を呼び掛けた。
「安全にお客さまを迎える準備はできている。安心して来てほしい」(大町温泉郷50周年記念事業実行委員会の遠藤美湖委員長)、「ホテルの壁の塗装がはがれた程度であり、安全確認は済ませている。明るく元気に皆さんのお越しをお待ちしています」(栂池高原観光協会の郷津喜久代会長)などと訴えた。
HAKUBAVALLEY索道事業者連絡会の太田具英代表によると、各スキー場では今後、共同でリフト券や地元の特産品が当たるキャンペーンを展開、誘客を図る。
地元のマスコットキャラとともに写真におさまる関係者