長野県の村井仁知事は12日、鉄道会社や旅行会社などを訪問し、10〜12月に開催する「信州デスティネーションキャンペーン」(信州DC)の成功に向け、送客などの支援・協力を要請した。「知事が上京し、集中的に鉄道、旅行会社を訪問するのは珍しい」(観光部)という。
訪問したのはJR東日本、びゅうトラベルサービス、JTB、KNT、日本旅行、トップツアーで、小野誠旅館ホテル組合会会長、久保田篤観光部長らが同行した。
KNTでは吉川勝久社長、市井正之取締役兼執行役員国内旅行部長らが応対した。冒頭、知事は「10月から、12年ぶり4回目となるDCを行うことになった」と述べ、県への送客を依頼した=写真。これに対して、吉川社長は「近旅連長野支部は220軒あり、各支部の中でも圧倒的に多い会員数を持ち、強いつながりがある」と、KNTと長野とのパイプの太さを説明した。
その後、連泊の実現やウェブサイトを通じた宿泊予約システムの課題、インバウンド対応などについて意見交換した。
信州DCは「未知を歩こう。信州」をキャッチフレーズに、10月から3カ月間実施される。