長野県須坂市は、地元産の果物を使ったクラフトビール「信州須坂フルーツエール」を販売しているが、そのフルーツエールをPRするイベントを4日、東京・銀座にある県のアンテナショップ「銀座NAGANO」で開催した。イベントには、須坂市の三木正夫市長に加え、パティシエの鎧塚俊彦さんと須坂市出身のタレント、中島史恵さんも登壇し、大いにアピールした。
須坂市は昼夜の寒暖差を生かした良質の果物の産地。農業生産額の約80%を果樹で占め、特にぶどうやりんご、プルーンは県内トップクラスの生産量を誇る。須坂市産の果物と近年注目されているクラフトビールを組み合わせたフルーツエールの開発・販売を通じて、須坂産果物のブランド力向上と新規就農者の増加などに取り組んでいる。
商品は、低アルコールのクラフトビールで、定番商品の「りんご(ふじ)」に加えて、7月には豊丘産カシスを使用した「りんご&カシスミックス」と「りんごドライ辛口」を発売した。今後は、桃などを使った新商品発売を予定している。
「上品で新しい味で、おいしいビール」と中島さん。三木市長は、「ラベルには市役所から見える北信五岳をあしらい、デザインにもこだわった」などと話した。
イベントに参加した(右から)三木、中島、鎧塚の各氏