全国の信用金庫などで組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)は13日、山口県長門市の名産品「長門ゆずきち」を使ったクラフトビールの仕込み式を東京都内で行った。同市の江原達也市長が参加。山口県オリジナルのかんきつで、同市が最大の生産地である長門ゆずきちについて、「爽やかな香りとまろやかな味が特徴の、市民に愛されている果実。どんな味のビールになるか楽しみだ」と述べた。
よい仕事おこしネットワークは、コロナ禍で苦境にある全国の地域や事業者を応援するため、各地の名産品を使ったクラフトビールやスイーツを開発。今回は2019年に地方創生の包括連携協定を締結した長門市とのコラボ商品を開発した。
ネットワークの事務局を務める城南信用金庫の川本恭治理事長は「長門市には(信金の)旅行会で多くのお客さまにおいでいただいている。いい温泉があり、焼鳥日本一のまちでもある。一度行けば、必ずファンになる」と市のPRにひと役買った。
長門ゆずきちを使ったクラフトビールは東京都大田区羽田の「羽田イノベーションシティ」にある飲食店で醸造。5月16日に完成披露会が行われる予定。
仕込み式で江原市長(左から2番目)、川本理事長(左端)ら