国土交通省海事局が設置した「関東地区海事観光推進協議会」は3月12日、「観光関係者と旅客船事業者のための集客につなげるSNS活用セミナー」を横浜市の関東運輸局とオンラインで開いた。観光・地域プロモーションを手掛ける株式会社万究の関貴史代表取締役が観光事業者らに向けて有効な情報発信手法を伝授した。
関氏は(1)個人アカウントと企業アカウントは違う(2)SNSは広告ではない(3)コツコツとやる―と、SNS運用で心掛けるべきポイントを指摘。
「企業アカウントで発言する際は、運用する人が誰であれ、発言はその会社の発言として受け取られる。一度頭を切り替えて発信することが重要だ」「SNSはさまざまな人がいる公園で、憩いの場のようなもの、そのような場所に企業目線で足を踏み入れると、くつろいでいる人たちにとって邪魔者になってしまう」「SNSは農業のようなもの。運用のゴールは企業によりさまざまだが、ファンづくりの場であることは間違いない。結果としてその先に商品を買ってもらうことになるかもしれない。コツコツをモットーに運用を工夫して楽しんでみてほしい」と提言した。