富士興産は21日、関西国際空港内作業車両にバイオディーゼル「B30燃料」の供給を始めたと発表した。
富士興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎靖弘)は、CO₂排出量削減に寄与する軽油代替燃料であるバイオディーゼル B30 燃料(以下B30 燃料)を、株式会社Kグランドサービス(本社:大阪府泉佐野市、代表取締役:渡邉泰伸)が所有する空港内作業車両「トーイングトラクター*」に供給を開始したことをお知らせいたします。
トーイングトラクター
*空港の制限区域内で手荷物・貨物のカート
やコンテナを牽引する地上支援車両
B30燃料は、軽油に脂肪酸メチルエステル(FAME)を30%混和した燃料で、主に空港や港湾、工場等私有地内で稼働するナンバープレートの付いていない車両の燃料として使用することができます。
本取組では、軽油からB30燃料に切り替えることで、およそ1 台当たり約 2,808kg/年のCO₂ 排出量削減効果があると試算しています。
関西国際空港向けに供給するB30燃料は、植田油脂株式会社(本社:大阪府大東市、代表取締役社長:髙橋史年)が関西近郊より回収した廃食油を基原料に製造したFAMEと、軽油とを当社が混和製造した燃料です。