関西学院観光業同窓会、HP開設 組織拡大へ


会の展望を語った松田会長(右)と山中幹事長

 関西学院大学(兵庫県西宮市)の観光関連業従事OG・OBでつくる「KGツーリズム新月会」(会長=松田誠司・阪急交通社会長)が2023年12月17日、設立1周年を迎えた。24年度中の会員300人達成に向け、ホームページ(HP)の立ち上げなどを進め、ビジネス面での連携や同会を起点とした業界の活性化などを目指す。

 KGツーリズム新月会は、06年に自然消滅した旅行業従事者による職域同窓会「KG旅行業新月会」が前身。「KG旅行業新月会の900人規模の名簿を入手したのをきっかけに、19年から新たな職域同窓会創設の準備を始めた」と設立代表発起人である、山中英彦幹事長兼事務局長(みずほトラベルサービス社長)。コロナ禍の影響もあったが、約60人の参加を得て22年12月に設立した。

 前身団体が旅行業関係者のみ対象だったのに対し、KGツーリズム新月会は、旅行業、運輸、宿泊、レジャー・土産関係など、観光関連のあらゆる事業の従事者を対象にしているのが特徴。親睦にとどまらず、会員同士の連携による旅行商品の開発や、新たな観光サービスの創造など、ビジネス面での活動も視野に入れる。

 現在約90人まで会員は拡大しているが、目下の課題は、国内外に散らばるOB・OGへの参加呼びかけと、現在会員の約6割である現役世代の入会促進だ。そのため同会のHP(https://kgtourism.com/)を新たに作成して情報発信と入会導線の確保を進めるほか、現役世代に役立つセミナーや、ビジネスネットワークづくりにつながる懇親会を平日に実施するなどの取り組みを行う。オンラインを利用した会合の実施なども検討。山中幹事長は「24年度中に300人、将来的には千人規模を回復して、東京支部などを立ち上げたい」と話す。

 松田会長は「労働環境が厳しさを増す中で、旅行業や宿泊業などの現場で働く、中堅、若手が、ざっくばらんに情報交換したり、悩みや将来への展望を語り合ったりできる場づくりのきっかけとなればいい。人間関係を大事にする校風の関西学院の集まりが軸になって、同窓会にとどまらない、業界の活性化につながるようなネットワーキング会などにつなげていければ」と意欲を語った。

 入会対象は、関西学院大学のOB・OGだけでなく、大学院、専門職大学院を含む関西学院各部を卒業、あるいは在籍経験のある人で、観光関連産業に携わっている、もしくは過去に携わっていた人。

 入会金は不要で、年会費は3千円。

 問い合わせは同会事務局TEL078(597)2800、メールharadebrin@324travel.jp


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