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日本観光振興協会とネット行動分析サービスを提供するヴァリューズはこのほど、観光関連ウェブサイトの2020年の閲覧者数をまとめた。都道府県別では大阪府、三重県、沖縄県の公式観光情報サイトがトップ3となった。
パソコン(PC)、スマートフォン(スマホ)ともに閲覧者数1位のサイトは「OSAKA―INFO」(大阪府)で、以下、「観光三重」(三重県)、「おきなわ物語」(沖縄県)、「ながさき旅ネット」(長崎県)、「富士の国やまなし観光ネット」(山梨県)だった。
OSAKA―INFOは大阪観光局の公式ウェブサイトで、20年の閲覧者数はPCが136万人、スマホ130万人。いずれも前年比約30%増と高い伸びを示し、唯一100万人台にのせている。「農水省の『Go To Eat大阪キャンペーン・プレミアム食事券事業』がスタートした20年10月に急増しており、情報を求めてユーザーが集まったようだ」としている。
「旅行・交通」カテゴリーでは、PC、スマホともに昨年同様、1位「じゃらんnet」、2位「楽天トラベル」となった。
宿泊予約サイトの閲覧者数は前年比2割前後ダウンしており、コロナ禍による外出自粛、都道府県間の移動自粛要請などの影響があったとみられる。
一方、「一休ドットコム」やお出かけ情報メディア「aumo」などはユーザー数を伸ばした。
aumoはPCが前年比41.5%増、スマホは同16.1%増となり、Go Toトラベルやイートにより国内や近場の外出、グルメに消費者の関心が高まったことが要因のようだ。
また、ネットで「観光」と同時に検索されているキーワードを調べたところ、「観光庁」をはじめ、「コロナ」「キャンペーン」「GO」など、検索行動でも新型コロナの影響が出ていることが分かった。