阪急交通社は5日、北海道上富良野町と災害時の連携・協力に関する協定を締結した。同社はこれまで、兵庫県宝塚市などと災害協定を結んでいる。一方、同町が旅行会社と協定を結ぶのは初めて。
同日、同町役場で斉藤繁町長と同社の中西靖典取締役執行役員が協定書に調印した。
取り組み事項は、(1)町への救援職員、および職員が他市町村へ救援対応する際、宿泊先、交通、食事、保険などの手配(2)避難施設、および要介護者のための一時避難退避施設の開設、運営(3)人員、物品および機材の手配―など。
同社は能登半島地震の避難所運営に関わり、4月には災害発生時に自治体などに対して緊急支援を行うDHAT(Disaster Hankyu Assistance Team)を発足、緊急時の支援体制を充実させている。